【日商簿記3級商業簿記勉強記録|4日目】手形を学習!

資格勉強
スポンサーリンク

今日の学習内容

使用教材:【第3版】みんなが欲しかった簿記の教科書(日商3級商業簿記)
勉強時間:45分間
学習範囲:
Capter4-1「手形とは」
Capter4-2「約束手形」
Capter4-3「為替手形」
Capter4-4「手形の裏引き」
Capter4-5「手形の割引」

今日学んだ内容のポイントまとめ

Capter4-1「手形とは」

手形には約束手形為替手形の2種類がある。

掛けと手形の違いは支払いの強制力と取引日から支払期日までの期間の長さ。

掛け取引はあらかじめ決めた日に掛け代金の決済を行わなければいけないが、仮に支払われなかったとしても相手からの信用が下がるだけで、社会的制裁はない。一方、手形は支払期日が記載されており、この支払期日に手形代金が支払われない場合、不渡りとなる。不渡りを6ヶ月以内に2度出すと銀行取引が停止され、事実上の倒産となる。

掛け取引の支払期日は取引日から1~2ヶ月後に設定されるのが一般的。一方、手形の支払期日は取引日から3ヶ月以上あとに設定することも可能。

手形の種類 強制力 支払期日までの期間
掛け取引 ない 1~2ヶ月後
手形 あり 3ヶ月以上も可能

手形に金額等を記入し、相手にわたすことを手形の振り出しと言う。

手形に記載された金額が支払期日に支払われることを決済と言う。

Capter4-2「約束手形」

約束手形とは、手形を振り出した人が特定の人に対して手形に記載した金額を支払期日に支払うことを約束する証券のこと。

約束手形の登場人物は約束手形を作成する振出人と約束手形を受けとる名宛人の2者。

約束手形を振り出すと、約束手形の振出人にはあとで手形代金を支払う義務が生じ、この手形代金を支払う義務は支払手形で処理をする。一方、約束手形を受け取った名宛人にはあとで手形代金を受取る権利が生じ、この手形代金を受け取る権利は受取手形で処理をする。

約束手形が決済されたときは、計上している支払手形、受取手形をそれぞれ減少させる。

【約束手形を振り出し、その後、決済した場合】

(仕入)100万円 (支払手形)100万円
(支払手形)100万円 (当座預金)100万円

【約束手形を受取り、その後、決済した場合】

(受取手形)100万円 (売上)100万円
(当座預金)100万円 (受取手形)100万円

Capter4-3「為替手形」

為替手形の登場人物は、為替手形を作成する振出人、為替手形を受け取った指図人(又は受取人)、手形代金の支払義務を引き受けた名宛人(又は支払人、引受人)の3者。

名宛人が振出人から依頼を受けて、手形代金の支払いを承諾することを引き受けと言う。

勘定科目は約束手形と同じで、手形代金を受け取る権利は受取手形、手形代金を支払う義務は支払手形で処理をする。なお、振出人は手形代金の支払を依頼するだけのため、受取手形も支払手形も生じないことに注意が必要。

為替手形が決済されたときは、振出人に関しては何の処理もなく、為替手形の指図人、名宛人に関しては計上している受取手形、支払手形をそれぞれ減少させる。

【為替手形を振り出した場合】

(買掛金)100万円 (売掛金)100万円
為替手形が決済されても処理はない。

【為替手形を引き受けた場合】

(買掛金)100万円 (支払手形)100万円
(支払手形)100万円 (当座預金)100万円

【為替手形を受け取った場合】

(受取手形)100万円 (売掛金)100万円
(当座預金)100万円 (受取手形)100万円

為替手形の問題の場合は問題文の文末に注目する。「振り出した」なら振出人の処理、「受け取った」なら指図人の処理、「引き受けた」なら名宛人の処理を行う。

Capter4-4「手形の裏引き」

手形は支払期日前にほかの企業に渡して商品代金や買掛金などの支払いに充てることができる。このとき、所有する手形の裏面に必要事項を記入してから、ほかの企業に渡すため、手形の裏書き(手形の裏書譲渡)と言う。

手形を裏書きした場合は受取手形の減少として処理し、裏書きされた手形を受け取ったときは受取手形で処理を行う。

【手形を裏書きした場合】

(仕入)100万円 (受取手形)100万円

【裏書きされた手形を受け取った場合】

(受取手形)100万円 (売上)100万円

Capter4-5「手形の割引」

所有する手形は支払期日前に銀行等に買い取ってもらうことができ、これを手形の割引と言う。

手形を割引きする際は、割引料として、銀行等に手数料や利息を支払う必要がある。割引料は手形売却損として処理を行う。

【手形を割り引いた場合】

(手形売却損)10万円 (受取手形)100万円
(当座預金)90万円

感想・気づき・つまづいた点

約束手形は、まだ2者間の取引きなので、手形の仕組み等はよくわかりませんが、まあまあ仕訳くらいなら、何とかなりそうな気もしますが、為替手形になると3者間になるので、とてつもなく難しく感じます。

加えて裏書きして他の企業に渡したり、銀行に割り引いてもらったりとするとなると、登場人物がさらに増えて、こんがらがりそうで怖いですね。

3級ですら、このややこしさなので、2級となると、さらにわけわからん事になりそうで本当に怖いですね。

実際の仕訳の内容は意外にシンプルなので、わかる人からすると、恐らく簡単な処理なんでしょうが、初学者の私にとっては、基礎問題を解いてみましたが、時間を掛けて考えないと答えが出てこないので難しいです。

手形を見たことがないため、イメージしづらいのが、この取っ付きにくさの原因だとは思うんですが、だからと言って、手形を使う業務が今の仕事ではないので、何となくイメージしていくしかありません。

ここは基礎の基礎のはずなので、今のうちにしっかりと覚えていきたいと思います。

明日の予定

今日はChapter04手形をしたので、明日はChapter05有価証券と固定資産に取り組みたいと思います。

明日の目標はChapter05-1有価証券~Chapter05-2固定資産までを終わらせたいと思います。

日商簿記2級まで残り107日。

明日も勉強がんばります。

コメント

Secured By miniOrange
タイトルとURLをコピーしました