【日商簿記3級商業簿記勉強記録|6日目】その他の取引を学習!

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今日の学習内容

使用教材:【第3版】みんなが欲しかった簿記の教科書(日商3級商業簿記)
勉強時間:50分間
学習範囲:
Capter6-1「未収金・未払金」
Capter6-2「貸付金・借入金」
Capter6-3「手形貸付金・手形借入金」
Capter6-4「前払金・前受金」
Capter6-5「仮払金・仮受金」
Capter6-6「立替金・預り金」
Capter6-7「商品券・他店商品券」
Capter6-8「その他の収益・費用」
Capter6-9「資本金・引出金」
Capter6-10「訂正仕訳」

今日学んだ内容のポイントまとめ

Capter6-1「未収金・未払金」

未収金は後で代金を受取る権利のこと、未払金は後で代金を支払わなければいけない義務のこと。

未収金・未払金と売掛金・買掛金との違いは、対象が商品か商品じゃないかどうか。

商品代金の未収・未払は売掛金・買掛金で処理を行い、商品以外のものの代金(土地・建物・備品・有価証券など)の未収・未払は未収金・未払金で処理を行う。

【商品以外のものを売却し、後日、代金を受け取った場合】

(未収金)150万円 (売買目的有価証券)100万円
(有価証券売却益)50万円
(現金)150万円 (未収金)150万円

【商品以外のものを購入し、後日、代金を支払った場合】

(売買目的有価証券)100万円 (未払金)100万円
(未払金)100万円 (現金)100万円

Capter6-2「貸付金・借入金」

金銭の貸付によって生じた、あとでお金を返してもらえる権利を貸付金、金銭の借り入れによって生じた、あとでお金を返さなければならない義務を借入金と言い、それぞれ勘定科目を貸付金、借入金で処理をする。

また、お金の貸し借りをすると、利子が発生します。貸付金について利息を受け取った時は受取利息、借入金について利息を支払った時は支払利息で処理をする。

【金銭を貸し付け、利息とともに貸付金を回収した場合】

(貸付金)100万円 (現金)100万円
(現金)110万円 (貸付金)100万円
(受取利息)10万円

【金銭を借り入れ、利息とともに借入金を返済した場合】

(現金)100万円 (借入金)100万円
(借入金)100万円 (現金)110万円
(支払利息)10万円

利息の計算は年利率と貸付(借入)期間(月数)によって次の計算式で求める

利息=貸付(借入)金額✕年利率✕◯ヶ月÷12ヶ月

Capter6-3「手形貸付金・手形借入金」

手形を用いた貸付は手形貸付金、手形を用いた借入は手形借入金で処理を行う。

【金銭を貸し付け、約束手形を受け取った場合】

(手形貸付金)100万円 (現金)100万円

【金銭を借り入れ、約束手形を振り出した場合】

(現金)100万円 (手形借入金)100万円

Capter6-4「前払金・前受金」

商品の仕入に先立ち、商品代金の一部を内金や手付金として前払いした場合は前払金、逆に商品代金の一部を内金や手付金として受け取った場合は前受金で処理を行う。

【内金や手付金を支払い、後日、商品を受け取った場合】

(前払金)20万円 (現金)20万円
(仕入)100万円 (前払金)20万円
(買掛金)80万円

【内金や手付金を受取り、後日、商品を引き渡した場合】

(現金)20万円 (前受金)20万円
(前受金)20万円 (売上)100万円
(売掛金)80万円

Capter6-5「仮払金・仮受金」

従業員が出張に行く場合等、あらかじめ概算額を渡す場合は仮払金で処理を行う。

当座預金口座等に入金があったものの、その内容が不明な場合は仮受金で処理を行う。

【概算額を支払い、後日、仮払金の内容や金額が判明した場合】

(仮払金)10万円 (現金)10万円
(旅費交通費)8万円 (仮払金)10万円
(現金)2万円

【内容不明の入金があり、後日、仮受金の内容や金額が判明した場合】

(当座預金)100万円 (仮受金)100万円
(仮受金)100万円 (売掛金)100万円

Capter6-6「立替金・預り金」

取引先が負担すべき運賃を代わりに支払ったり、従業員が支払うべき金額を代わりに立て替えた場合は立替金で処理を行う。

企業が給料総額から天引きした源泉所得税や社会保険料はあとで税務署等に支払わなければいけないため預り金で処理を行う。

【立て替え払いをし、後日、回収した場合】

(立替金)20万円 (現金)20万円
(給料)100万円 (立替金)20万円
(現金)80万円

【金銭を預かり、後日、預り金を支払った場合】

(給料)100万円 (現金)80万円
(預り金)20万円
(預り金)20万円 (現金)20万円

Capter6-7「商品券・他店商品券」

デパート等が商品券を発行した場合は商品券で処理を行う。

【商品券を発行し、後日、商品を売り上げ、当店発行の商品券を受け取った場合】

(現金)10万円 (商品券)10万円
(商品券)10万円 (売上)15万円
(現金)5万円

商品の代金として他店発行の商品券を受け取った場合は他店商品券で処理を行う。

【商品を売上、他店商品券を受け取った場合】

(他店商品券)10万円 (売上)15万円
(現金)5万円

商品券は当店が保有する他店発行の商品券と他店が保有する当店発行の商品券を交換し、差額は現金などで精算を行う。

【商品券を精算した場合】

(商品券)150万円 (他店商品券)100万円
(現金)50万円

Capter6-8「その他の収益・費用」

その他の収益の勘定科目

受取手数料 取引を媒介したとき等に発生する手数料収入
受取地代 土地の賃貸収入
受取家賃 建物の賃貸収入
雑益 営業活動に関係のない少額の収入
固定資産売却益 固定資産を売却したときに生じた儲け

その他の費用の勘定科目

広告宣伝費 チラシ代やポスター代など、広告宣伝のための支出
支払地代 土地の賃借によって生じた支出
支払家賃 建物の賃借によって生じた支出
租税公課 印紙代、店舗の固定資産税、自動車税など
雑損 営業活動に関係のない、少額の損失
固定資産売却損 固定資産を売却したときに生じた損失

Capter6-9「資本金・引出金」

店主が資本の元入れをしたときは資本金の増加として処理を行う。

【資本金を元入れした場合】

(現金)100万円 (資本金)100万円

※店主自身の手元現金は減るが、店の現金は増えるため、借方に現金がくる。

店の現金等を私用で使うことを資本の引き出しと言い、資本金の減少または引出金として処理を行う。

【資本の引き出しを資本金の減少として処理する場合】

(資本金)100万円 (現金)100万円

【資本の引き出しを引出金で処理する場合】

(引出金)100万円 (現金)100万円

店の商品を私用で使った場合も資本の引き出しとして処理を行う。

【店の商品を私用で使った場合】

(資本金または引出金)10万円 (仕入)10万円

Capter6-10「訂正仕訳」

誤った仕訳を正しい仕訳に直すための仕訳を訂正仕訳と言う。

過去の仕訳を削除することはできず、まず逆仕訳で訂正をし、その上で正しい仕訳を行うことで仕訳を訂正することができる。

感想・気づき・つまづいた点

租税公課の仕訳が難しいです。お店や会社のことであれば租税公課として仕訳ができますが、お店または会社のお金を使って店主等、個人に掛かる所得税等を支払った場合は租税公課ではなく、資本金として処理をしなければいけない点が、かなり要注意だなと思いました。実際、章末の問題で間違えたので、気をつけます。

資本金の引き出しについても、若干、引っ掛かりがあります。仕入た商品を私用で使った場合も資本金の減少、または引出金で処理を行うことを忘れないように気をつけます。

訂正仕訳の方法は、理屈はわかりますが、実際に仕分けをする場合は逆仕訳は省略して、正しい仕訳になるようにできるだけ手数を省略してするので、試験中にパニックにならないように、仕訳に慣れておきたいと思いました。

明日の予定

今日はChapter06その他の取引をしたので、明日はChapter07帳簿に取り組みたいと思います。

明日の目標はChapter07-1主要簿と補助簿~Chapter07-9仕訳と補助簿の関係までを終わらせたいと思います。

日商簿記2級まで残り104日。

明日も勉強がんばります。

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